熱狂する現場の作り方 サイバーコネクトツー流ゲームクリエイター超十則 (星海社新書)

著者 :
  • 星海社 (2015年10月23日発売)
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本棚登録 : 87
感想 : 8
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 熱い、とても良い本でした。人は誰しも一度はゲームクリエイターに憧れるものです。私もそうでした。そうして、わざわざそれっぽい大学に入ったものの、そこで文学やら読書欲に出会い、西垣通の基礎情報学だの、松岡正剛を読んで「すげー」って思ってみるだの、小林秀雄や芥川全集全てを読むだのして、本の世界のほうに踏み出して、プログラミングの勉強もせずに、小説を書いたり、卒論・卒制発表会のリーダーになったり、なんかこう、別の方向に行ってしまったわけです。でも、ずっと、「なんで俺はあきらめたんだ?」と引っかかってました。でもこれを読んで思いました。
「この人ぐらい、ゲームを好きじゃなかったから」です。
 目から鱗でした。「ああ、そうなんだ」と思いながら読みました。そして、「自分は本を読んで、文章を書いていくのが何よりも好き。何かを一からやり始めたり、組織をコントロールする事務仕事が好き。頭全部白髪になって、白髪染めして書いた作品を、メールで送信する瞬間が最高」ということを自覚できました。
 自分が本当は何が好きなのか? 得意なのか? それを気づかせてくれる本です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 星海社新書
感想投稿日 : 2016年4月16日
読了日 : 2016年4月16日
本棚登録日 : 2016年4月16日

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