spica (星海社文庫)

著者 :
  • 星海社 (2013年8月9日発売)
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本棚登録 : 43
感想 : 3
4

みなさんへ
P226に一枚の絵があります。
この絵をまず観ておいて下さい。
そしてすっかり忘れて、冒頭から読み進めて下さい。
そうして、このページにたどり着いて下さい。

心臓止まるかと思った。

このP226にたどり着いたとき、夜中に大声で「こわ!!!!!!!!!!!!」と叫びました。
よく、見たら死ぬ絵とかあるじゃないですか。
これです。
この絵、いわゆる見たら死ぬ絵です。

少しずつ読み進めようと思っていたのですが、この絵のあたりから最後まで、眠ることも忘れて一気読みでした。

そしてP343からP344にかけての、怒濤の口説き文句がすべてチープに見えるという、色あせてみえるという、そのすごさ!
どこかの小説では、これが結ばれる台詞だったりするかもしれない。すべてが、すっかすかになっている。
「よくある、カップルが結ばれるための台詞ラッシュ」が行われ、すべて陳腐に見せる演出が、本当に素晴らしい。
その前の遥香の、感情をあらわにした場面も、嗚咽が聞こえてくるようでした。

この小説を読んでふと思い出した話がある。
フリーゲームであったとおもう。
猫が主人公だったのかな。
彼女が途中で売春婦みたいになっていて。
猫の神さまみたいなのも現れて、それでも生きていくみたいな。宇宙まで行くみたいな。
とにかく感動したのだ。
選択肢はないし、絵はペイントで描かれたような感じなのだが、すさまじく感動した。
また、スペースクイーンよりマニュピュレーター2という超名曲がある。あの荘厳な感じは何十年聴いてもクルものがある。
私からは以上であります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本小説
感想投稿日 : 2015年6月20日
読了日 : 2015年6月20日
本棚登録日 : 2015年6月20日

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