- 江戸川乱歩とその時代
- 武光誠
- PHP研究所 / 2014年12月11日発売
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江戸川乱歩の生涯とその時代背景をまとめた本。職業を転々としまくった事で有名ではあるけれど、それもちゃんと繋がってる(逆に繋がってよかったのかもしれない)。それに自滅型ではないみたいだし(いえ無頼派の誰かさんの話ではないのです)。
乱歩の作品はエログロか探偵モノのどちらかで括られることが多いし、どうしてもグロ注意だよとか言ってしまうことが多いけど、ありそうでなかった切り口をブレず(放浪したり休止したりしながらも)書き続けたのは、「書くことが好き」だからなんだと改めて思った。
2022年2月6日
- 「悪霊物語」自作解説
- 江戸川乱歩
- 青空文庫 / 2019年7月2日発売
- 青空文庫 / 電子書籍
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本編未読の方はこちらを先に読んだ方がよい(解説を先に読んでしまった人より)。
バトン小説のトップバッターで、土台がしっかり考えられているけど、ちゃんと他の解釈の余地も残されている。でもやっぱり江戸川乱歩独特のエログロさは譲れない感じ。
2021年8月8日
リレー小説の一番手とのこと。いや流石江戸川乱歩!って思うくらいにやばい世界だった。自身の解説も読むと、こだわってるなと思ってしまう。この続きは本として出ている様なので、探してみようと思う。
2021年8月8日
人と人の縁を繋ぐ、えにし屋とその客人たちの物語2編。
1つ目はまるでシェイクスピアの喜劇的展開。おまいちゃんの成長がめざましいし、自分を大切にできてよかった……。対して2つ目は人間のダークなところが多い。お初や老人の正体や過去も1つ目からは想像出来ない。孝子様が一番怖くて、ドキドキした。でもそうなってしまった悲しい過去なんだよなあ……。
2021年6月13日
新刊で見つけて「やったー!続きだ!!」と思いながらなかなか読めずやっと読了。全てが繋がるとあなたもですか状態。前回同様、悪魔は誰なんだ、誰が敵なんだってなる。
俄かに信じてなかったけど、やっぱりそういうことなんですよね?信じてますよ?
2021年10月23日
2021年5月8日
2021年4月25日
期間限定無料だったので、これを機に読むことに。どれも不思議な話で、少し怖い。角の話は全てがわかると、お母さんの優しさが分かりすぎて。。。旅する沼も救いがあってよかった。
2021年4月25日
2021年5月2日
九州の方で実際にあった事件や出来事を雑記したものらしい。人間の生々しいところもあったり、怖いところもあったり……。今でもありませんか、こんな出来事?
1つ1つは短いけど、総量は重い
2020年10月18日
じわじわくる怖い話。最初まさか……と違う方を考えていたけど、そっちじゃなかった。。。あの子のそのあと幸せに生きれると良いのだけど。。。
2020年10月15日
本当の<悪魔>は誰なんだ。
悪魔の五芒星が描かれた連続殺人事件に様々な人物たちの思惑が交差する。人間の暗部が多めのダークな感じなので、序盤しんどかった。
阿久津さんの言動に最初は怪しんでいたけど、真相を知ると「阿久津さんんんn」とこっちまで涙出そうになる。あの涙は嘘じゃないと思いたい。
ところで大黒さん、ほんと何者。
2020年10月10日
- 江戸川乱歩語辞典: 乱歩にまつわる言葉をイラストと豆知識で妖しく読み解く
- 奈落一騎
- 誠文堂新光社 / 2020年8月5日発売
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江戸川乱歩好きにはいいかもしれない。
大学時代は図書館に春陽堂の江戸川乱歩文庫(表紙がめちゃくちゃホラーでエログロなやつ)がほぼ全部あったので、それを読み漁っていた時期もあったけど、卒業してからは地元の図書館に乱歩がほぼなく、そこからは疎遠に。なので、大半が今回読んでいてだんだんにストーリーを思い出すという体たらく。手持ちに新潮文庫の傑作選はあるけどね。
江戸川乱歩自身にまつわる言葉だったり、小説に出てくる言葉だったり、はたまた実写化ドラマやアニメ作品、二次創作だったり。最近出た本なのに「文豪とアルケミスト」が入ってないのはおかしいですねえ……(ひいき目
意外にも(と言ったら失礼だが)書けない事が多かった作家であり、やっぱり趣味的にはそいう方面だったかと妙な納得。自分のものを集めまくっていたのは気持ち的に分からなくもないけど、すごすぎる。
そしてやっぱり江戸川乱歩は人に薦めるのに選ぶなあと思った良くも悪くも。
2020年9月21日
落とし物の手帳に書かれていた内容が主。最初は悩める人が飲んだくれてたのかなーと思ったけど、だんだん終わりに近づくにつれて、悲しい人に思えてきた。
2020年7月18日
- 断章のグリム〈4〉人魚姫(下) (電撃文庫)
- 甲田学人
- メディアワークス / 2007年3月10日発売
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2020年6月5日
- 断章のグリムIII人魚姫・上 (電撃文庫 こ 6-16)
- 甲田学人
- アスキー・メディアワークス / 2006年12月10日発売
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大学くらい以来の再読。手洗いうがいが喚起されているこのタイミングで読んでしまった……。知ってたのに読んでしまった……。
神狩屋の過去が若い者同士とはいえ感情的だなって思ってしまう。自分自身のこととはいえ、いつもと違うんだよなあー。
泡の恐怖の連鎖反応はどうなるのか……。
2020年6月4日
- 断章のグリム(2) ヘンゼルとグレーテル (電撃文庫)
- 甲田学人
- アスキー・メディアワークス / 2006年7月10日発売
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2020年6月2日
- 断章のグリムI灰かぶり (電撃文庫 こ 6-14)
- 甲田学人
- アスキー・メディアワークス / 2006年4月10日発売
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実質再読。いらなくなったからともらった本。
童話を元に起こる悪夢のような出来事。みんなそれぞれに痛みがあって、その痛みを抱えながら生きている。これ以上の痛みを増やさないために。
ユング、フロイト関係の心理学は専門ではなかったものの、多少はやっていたので、イメージや連想の解釈は前より楽しめた。話し出すと止まらないよね分かる。
眞衣子の境遇は難しい事案だと今になっても思う。それでも蒼衣の存在は大きかったかなー……。
少し先までは昔読んだことあるので、神狩屋の過去についての言及は少しどころじゃなくやべーだろと思ってる。
2020年5月26日
語り口が飄々としているので、怖さが薄らいでいるけど、やっぱり怖い話。魔法の言葉「わんかぷ、てんせんす、かみんかみん」に本当に救われてるけど、今だったらどうなっていたことか……。今あったら……いやはやどうなんでしょう。
ノスタルジーを「野垂れ死に」と当てるのは的を得ているのかも……?!
2020年5月13日
図書館が閉まっているので取り急ぎibooksで読むことに。某文豪アニメの影響です。
北原白秋の序から既にすごい。そして萩原朔太郎の序もまた言葉が綺麗。中の詩は序とはうって変わって、ダークな雰囲気が多かったり、<生>を主題にしたものもあったりで、グサグサとくるものがある。
「さびしい情慾」は他とは違う感じだった。最後の文章を読むとさらに深みが増す。
「竹」の「りんりんと」っていう表現と、「ばくてりやの世界」が個人的にはツボ。
挿画も含めて見たいので、今は紙の本がただ恋しき……。丸善行くしか。
2020年5月13日
現実なのか夢なのか……。お辻さんは分かっていたのかもしれない。シューベルトの「魔王」ではないけれど、死神のような薬屋の婦人の本性が見えていたのかも。それにしても、8才でそういう経験をするって相当トラウマモノだな?
2020年5月11日
2020年6月6日
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「蛾はどこにでもいる」のみ。
偶然かもしれないけれど、妻がそこに乗り移ったかのような気がして。でもそのことについてだんだん気味悪くノイローゼになりつつあるのが怖いな。再読了日:2021年8月21日
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ブラタモリで登別をやっていたので、そういえば地獄谷が出てきた作品って。。。と思い読み返し。「実いまだ熟せず」でした。ほんとの地獄だなあわあー!みたいな感じになっているけど、現在は立ち入り禁止レベルなので写真が云々言っている場合ではないのです。それもまた生きている環境が。。。につながってくるのかな。
再読了日:2022年10月29日
おなじみな童話をベースにしたショートショート集。心温まる話あり、怖い話あり、とんち話あり。個人的には「見えないラケット」と「靴屋の悲劇」がある意味怖い話だった。
お気に入りは
「同期で一番」(共感要素多くて好き)
「豆の木マンション」(ジャックがどこまでもいい奴)
「つまみの家」(飯テロだったのがまさかの……)
「ハーメルン科」(葦田くんに幸あれ)
「夕陽売りの少女」(最後にこれは素敵か)
2020年2月23日
- 桜の森の満開の下・白痴 他十二篇 (岩波文庫 緑 182-2)
- 坂口安吾
- 岩波書店 / 2008年10月16日発売
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2020年2月15日