叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」 (単行本)

著者 :
  • 三笠書房 (2020年11月27日発売)
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本棚登録 : 1135
感想 : 128
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日本の現状における「不都合な真実」を各種データや、ニュース等をもとに明らかにし、それらに対する著者の考えを記した本。

「安い国」ニッポン、「貧乏」が頭を悪くする、特別扱いがすぎる「上級国民」、お金も仕事も奪われる若者、「一人一票が生み出す不平等他、読んでみれば「だよね~」と思わせる内容ばかり。橘玲の「言ってはいけない」シリーズの類書であると感じた。あるいは、本書のポジティブ版ともいえるハンス・ロスリング他の「ファクトフルネス」も本書の系列につながるものである。

なお、著者のあとがきにもある通りだが、本書をそのまま鵜呑みにするのではなく、「これって本当なのかな?」と思ったら自分で調べる癖をつける、という事がフェイクニュースがあたりまえのように流れる現代において、とても重要な習慣、あるいはスキルであるとも感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論
感想投稿日 : 2021年4月20日
読了日 : 2021年4月20日
本棚登録日 : 2021年4月17日

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