美しく優しく勇敢な兄と、そんな兄を慕う身体と気の弱い弟が、はるか遠い国で人々を苦しめる悪の騎士を倒すために冒険するというファンタジー。
『長靴下のピッピ』の作者でそんなファンタジーということで、めっぽう明るいのを想像していましたが、入りといいラストといい、なかなかどうしてシリアス。
はらはらする冒険の中でも輝く美しい風景の描写と、何より弟を思いやる兄と兄を慕い成長していく弟のつよい絆に、じっくり浸りながら読めました。
すてきな一冊です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年8月25日
- 読了日 : 2012年8月25日
- 本棚登録日 : 2012年7月30日
みんなの感想をみる