美しき愚かものたちのタブロー

著者 :
  • 文藝春秋 (2019年5月31日発売)
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感想 : 363
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めちゃくちゃどきどきしました。
松方幸次郎という傑物のまわりで、
どれだけの人間が刺激を得て生きていたのだろう。
こういう人物と一緒に仕事ができるならば、
自分の時間をささげても惜しくないと思って
まさに身命を賭して生きていたのだろうなぁ。

画質の荒い白黒でしか見ることができなったタブローの
本物の色彩の豊かさを初めて目の当たりにした
日本の若者たちの衝撃はどれほどだったのだろう。
こうして日本は一歩一歩、
今の日本になっていったんだなぁと
美術館の歴史としてはもちろんのこと、
日本の歴史をおおいに感じさせられた1冊でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 原田マハ
感想投稿日 : 2019年8月4日
読了日 : 2019年8月4日
本棚登録日 : 2019年8月4日

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