百鬼園先生と私 (中公文庫)

  • 中央公論新社 (2024年7月22日発売)
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内田百閒の書生として
同じ屋根の下で暮らしたことのある
ドイツ語教師の回顧録。
一部、仮名にして小説風のものも。
そして、最後に話題に上がっている
百閒先生の作品も掲載してある
親切設計です( ^∀^)

いや〜、一緒に暮らすのは
やっぱり大変そうな御仁ですな。
自分が朝起きるのが苦手だからと
代わりに駅まで知人の見送りを頼んだり
ヘタな琴を延々と聞かせたり
借金取りから逃げている隠れ家へ
生活費の受け渡しに通わせたり。
でも、なんかやっぱり憎めないんだよな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2025年3月19日
読了日 : 2025年3月12日
本棚登録日 : 2025年3月19日

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