桜島・日の果て・幻化 (講談社文芸文庫)

著者 :
  • 講談社 (1989年6月5日発売)
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本棚登録 : 315
感想 : 28
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死と向き合う。生きる意味を考え直す。幻化にはそんなキーワードが見えてくる。主人公に昔生きた土地をたどらせる行為は、晩年の作者の意思の表れか?阿蘇の淵に立つ男に、「歩け」と「飛び込め」の相反する思いを投げかけ、実は自分自身に投げかけている思いではないか、と思わせているところに、作者からのメッセージが込められているような気がする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年10月19日
読了日 : 2014年10月19日
本棚登録日 : 2014年8月15日

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