ROOM NO.1301 (#8) (富士見ミステリー文庫)

  • 富士見書房 (2006年10月7日発売)
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先が見えないっていうのは誰においても不安なことである。

将来とか考えると本当に足が震える思いをすることになる。

特にそれが不安定な場所に立っているときは。

しかし将来っていうのは漠然としているから良いのであり、将来というものは見えないからこそ、様々な可能性を取り入れることが出来るのではないかと思う。

不安定だからこそ、どこへでも行けるのではないだろうか。

見えないからこそ、何者にでもなれるのではないだろうか。

これは、迷っている人達の話だと思う。

何処へ行ったら良いのか。

どうしたら良いのか。

自分達はどうなってしまうのか。

自分達はどうなれば良いのか。

そんなことを考えている人達の話。

人は少しずつ変わっていく。

才能があろうがなかろうが。

それをとめることは出来ない。

しかしだからこそ人は将来というものを夢想して考えあぐねるのではないだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2007年3月18日
読了日 : 2011年7月17日
本棚登録日 : 2007年3月18日

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