無限がいっぱい (異色作家短篇集 9)

  • 早川書房 (2006年5月17日発売)
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感想 : 22
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最近、フレドリック・ブラウンを読み返したので、セットでシェクリィも。まったく、どの一編を取っても、人間の想像力には限界などないのだということを嫌というほど教えてくれる、珠玉の短篇集。

どれも、いわゆる「奇妙な味」に満ちていて、一番気に入った作品一つを選ぶのは至難の技ではあるのだが、もうその日の気分で選んでよいことにすれば、今日の気分は『パラダイス第二』。ストーリー全体がハワードの自慢料理「ハワード・サラダ」からの着想だろうか? 最後のギャクを予想させないシリアスな筆致とのギャップが秀逸。

清水義範の解説も良い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年8月24日
読了日 : 2013年8月24日
本棚登録日 : 2013年8月24日

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