遠い場所の記憶 自伝

  • みすず書房 (2001年2月21日発売)
3.60
  • (5)
  • (5)
  • (15)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 101
感想 : 11
5

エドワード・サイードは優れた批評家だったけれども、ここで書かれていた彼自身による彼の半生・自伝は、コンプレックスに満ち溢れた、ただの「人間」エドワード・サイードだった。少なくとも僕は、スーパースターではないただの人だった彼の幼少期に失望を感じ、読みながら人が自伝を残す意味、自分を語るということの意義について考えさせられた。ただ、読後に一人の人の生い立ちや半生を知り、どういう思想に思い至ったのかを知るということは、その半生を読んだり聞いたりした人間の人生を豊かにし、大きな安心感や勇気、希望を与えるものになりうるのではないか、ということを考えた。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 教育・教養
感想投稿日 : 2007年8月13日
本棚登録日 : 2007年8月13日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする