澁澤世界はなかなか面白い。私は此の人は評論・哲学を語るより、芸術作品を産み出す側であってほしい。
要するにこの本はイマイチ、だが、澁澤作品にはこの一冊を引き金に惹かれる事になった。
人類はこの通りになった―とあるが、果してそうだろうか。究極美をどこまでも追求する快楽は見当たらない。
美に倒錯し給え、人類よ。
快楽の追求は最早、芸術世界でしか不可能であると私は思うのだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2010
- 感想投稿日 : 2010年8月7日
- 読了日 : 2010年8月7日
- 本棚登録日 : 2010年8月7日
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