小泉元首相が政界を引退しますね。格差問題の根源の人ですね。オイラの小泉元首相の政治家としてのイメージは資本主義の市場原理を際限なく政策に盛り込んだ大胆な人ってところです(昔の話ですけど・・・)。就職氷河期を経験しているのでこの一連の政策はけっこう好意的に見てたんですけどね。
「痛みに耐えろ」がいまや格差。実感です。
蟹工船が現在若い人達の間で読まれている。もちろんキーワードは格差だ。まんがだけど読んでみて納得する。かなり的を絞った要約とまんが向けの演出がしっかりしているので原作のエッセンスが損なわれていない感じがする。
負のスパイラルに陥り働けど我が暮らし楽にならず。資本家と労働者の貧富の差。誰もが享受すべき富の配分(共産)。日本に本格的に資本主義経済が萌芽し第一次世界大戦を経て世界経済に取り込まれていく時代の社会施策の無策と経済活動にゆれる民衆をズッバと書いている。
社会背景や思想的なものを除いて今に通じる。ただやはり社会の問題は政治や経済活動など全てにつながっているんだね。
1円でも多く儲けることは悪なのか?
儲けた分、利益(評価)を均等に分けられるか?
自分で書いておいてなんですが難しいっすね。聖人君子じゃないけんね~。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会・経済
- 感想投稿日 : 2011年12月26日
- 読了日 : 2008年9月20日
- 本棚登録日 : 2011年12月26日
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