尊厳: その歴史と意味 (岩波新書 新赤版 1870)

  • 岩波書店 (2021年3月22日発売)
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感想 : 13
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尊厳と聞いて、どのようなイメージを持つだろうか。重層し、ときに現代とは反対の意味にさえ用いられた「尊厳」という言葉ををギリシャ、ローマからカント、カトリック(特にトマス・アクィナス)の思想を辿りながら解説している。
特に現代社会において「他者の尊厳」とどのように共存していくかという「寛容」の理解・実践のためにも、本書の議論は重要だと感じた。また、東洋と西洋の尊厳観の違いなども興味深い。
現在アリストテレスの勉強会に参加しているが、ここでの議論にも参考になりそう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: キリスト教
感想投稿日 : 2021年8月15日
読了日 : 2021年8月15日
本棚登録日 : 2021年6月12日

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