ウルトロンの襲撃からすぐ、仕切り直しとなった「公式の」アベンジャーズ結成パーティの真っ最中に、新たな事件が発生。かつてスパイダーマンに寄生していた異星体がマンハッタン島に大量発生、多数の「ベノム」の暴走を食い止めるべく出撃するが…
『ニュー・アベンジャーズ:トラスト』の終わりで、スパイダーウーマンがアイアンマンの元へスクラル人の死体を持ち込んだところからスタートする。これによって本編中、アイアンマンの疑念が終始語られることになり、続く『シークレット・インベイジョン』への予兆を感じさせる。
ベノム発生の黒幕はDr.ドゥームなのだけれど、衛星兵器を用意していたとはいえ、兵器の暴走自体はまるっきりスターク社長のせい(前巻『ウルトロン・イニシアチブ』参照)なので、とばっちりというかなんというか…半ばマッチポンプ的な「報復(アベンジ)」が空回ってる様は、米軍の活動に対するちょっとした皮肉なのかもしれない。
あと、「セントリーが存在していた過去」の描写やページ構成が'70年代風にアレンジされているのは面白かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
アメコミ
- 感想投稿日 : 2013年8月1日
- 読了日 : 2013年8月1日
- 本棚登録日 : 2013年8月1日
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