獣の奏者 4完結編 (講談社文庫)

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本棚登録 : 3056
レビュー : 313
著者 :
hetarebooksさん 衝動。   読み終わった 

闘蛇衆となった夫イアル。一方、エリンはロランの子供たちがなかなか成熟しないことに危機感を抱き、王獣捕りのオラムを訪ねる。

人の手によりその形を歪められてしまった獣、闘蛇と王獣。そのことに心を痛めるエリンは、息子ジェシが自分のような獣ノ医師に憧れ、「王獣使い」になりたがっていることを知って・・・

愛する者を守りたい、その気持ちが彼女を孤独な戦いに駆り立てる。秘められた多くの謎をみずからの手で解き明かす決心をしたエリンは、拒み続けてきた真王(ヨジエ)の命に従って王獣を増やし・・・

ついにラーザ率いる闘蛇が攻め込んで来て、王獣軍を先導するエリンも最前線へ。

神々の山脈からの客人により、「闘蛇が地を覆い王獣が天に舞う時、大災厄が起きた」とされる伝説の真相を知らされたジェシは母の身を案じて身重のアルに飛び乗り戦場へ赴くが、そこはすでに地獄と化していた・・・

ラストは悲しい無惨なものでした。
闘蛇も王獣も愚かで欲深い人間の犠牲になり、狂って惨禍はさらに大きくなる。
その姿に原子力・核を重ねてしまうのは3.11以後にこの作品を読んでしまったからでしょう。

出来ればもっと純粋に物語そのものを楽しめる子供のうちに読んでおきたかったなぁ。

レビュー投稿日
2013年8月7日
読了日
2013年8月5日
本棚登録日
2013年8月7日
6
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