狭小邸宅

著者 :
  • 集英社 (2013年2月5日発売)
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本棚登録 : 929
感想 : 158

高学歴の主人公がブラック不動産屋に入社してしまい、心身ともに限界ギリギリの中で、成長していく話。
不動産の売買営業を考えてる学生は、面接を受ける前に読むべし。
厳しさが分かります。
自分も不動産売買仲介に携わっていた事があり、この話みたいにブラック企業ではなかったが、家を売るという事は想像以上に大変だった。
家が売れない時期の焦り、プレッシャー、家が売れるかもしれない時の瀬戸際の緊張感、売れた時の興奮、よく本から伝わってきた。

不動産営業をやる上で参考になる事もあります。

なるほどなと思ったフレーズの中の一つが、
「不動産の営業は臨場感がすべてだ。一世一代の買い物がシラフで買えるか。臨場感を演出できない営業は絶対に売れない」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年10月8日
読了日 : 2015年10月8日
本棚登録日 : 2015年10月8日

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