まず youtube で彼女を知りました。脳の左半球のピーナッツほどの大きさのそんな小さな小さな部分に振り回されて生きている、そこが“エゴ”で、わたしが、わたしが、って言ってるだけなのだ というところに感銘を受けました。小さな自分。
彼女は言語を失い、彼女のキャリア(脳科学の学者かつ、医者、信じられないほどのインテリです)を一瞬にして全て失いました。全てを忘れてしまったのです。プライドも自信も自尊心も。で、また彼女は彼女を一から作り直す作業を8年かけてしました。おもしろいことに、むかしにあったいやなことや悲しいことが時々頭をもたげてくるそうです。すっかり変わってしまった彼女にささやきかけるそうです。でも、彼女はそれに対して断固とNOをつきつけます。その結果彼女は今、peace,compassion、onenessの住人です。幸せってなんなんでしょうね。人間は変われるんだと勇気の出る一冊です。
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- 感想投稿日 : 2009年12月11日
- 読了日 : 2009年12月11日
- 本棚登録日 : 2009年12月11日
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