2014年本屋大賞10位
盲人の被害者を除き、登場人物は全員歪んでいる。世間に受け入れてもらえない“癖”を自身で正当化しようとするところは、ある意味正統な歪み方なのかもしれないがw
一線を超えてしまう登場人物の精神の弱さには反吐がでるが、ミステリーとして単純に面白かったので一気読みしてしまった。

2018年4月14日

2012年本屋大賞受賞作

不器用な男が恋をし、辞書の編纂に打ち込むお話。

立場/役割(一部職業も)は違えど、モノづくりに没頭する姿には感動。
最後は涙しました。

2015年12月23日

普通の青春モノにドラッカーが挟まってるだけ、あれ⁉︎逆かな⁉︎ドラッカーの用例として普通の青春モノに当てはめただけですが、池上彰氏級に非常にわかりやすくて面白かったっす。
Simple is Best!ってことですね。

2015年12月22日

読書状況 読み終わった [2015年12月22日]

2010年本屋大賞3位

1987年4月に上京してきた法政大学の一年生「横道世之介」の自堕落青春物語と、登場人物の15年後くらいの状況がちょいちょい挟まってくるお話。

アホだなぁと笑える青春ぐーたらストーリーに実際に起きた悲劇の事件とがリンク。
未来が先にネタバレする分、楽しさと悲しさがとても柔らかに感じられました。
「偲ぶ」というのはこういうことを言うのだろうなぁ。

あのどうしようもなくくだらなく過ごした日々が、とても眩しく映るのは、年を重ねて初めて分かる。
そんな「何でもない日常の素晴らしさ」を改めて気付かせてくれたお話でした。

2015年12月12日

2010年本屋大賞4位

横浜在住の高校生。卒業したものの就職難で不本意ながら林業に携わることになり、山や村の人たちを通じて成長するお話。

心温まるいい話!
自然の美しさだけでなくその脅威、村人の温かさだけでなくよそ者に対する冷たさ、ちゃんと両面から描かれている。

コミカルなやり取りには、何度となく吹き出してしまったw

2015年11月30日

2009年本屋大賞5位

高校アマチュアボクシングのお話。

青春浪花節⁉︎とでも言うのでしょうか、とても面白かった。
シルベスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガー主演のハリウッド映画のように、ストーリーは全く裏切らず予想通り展開していくので、気持ち良くなりましたw

2015年11月7日

アホですねぇ、心が熱くなります。
発言でお騒がせしてしまう著者ですが、専門的な解説を易しく、そして面白くするのが真骨頂(だと思っている)。
本作でも遺憾なく発揮しています。
思わず一気読みしてしまいましたw
さぁ下巻へGO‼︎

2015年11月3日

2011年本屋大賞8位

内科医栗原一止の勤める信州の病院に大学の同級生だった進藤辰也が血液内科医としてやってきた。
学生時代には「医学部の良心」と呼ばれていた進藤であったが…

泣きました(T ^ T)
でも悲しい涙とはちょっと違い、どちらかというと温かさで。
何と言っても登場人物がみな温かい。

この世で唯一確かなことは「人は死ぬ」ということ。
トヨさんとマゴさんの老夫婦の件は「どんな人生を歩んできたかは、語らずとも死ぬときに明らかになる」ということを教えてくれているように感じました。

『良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬になる』セオドア・ソレンソンの言葉は心に染み入りました。

2015年9月23日

超大型特殊ヘリが無人操縦でジャックし、稼働中の原発の真上でホバリングさせるテロが発生。
犯人の要求は国内全ての原発を停止させること。
タイムリミットはヘリの燃料が尽きるまでの6時間というエンターテインメント・サスペンス。

ハラハラ・ドキドキの展開もさることながら、原発について無知であった私には、基本的な原発の知識を得ることができた非常に勉強になる本でした。

軽水炉とは…
軽水炉の燃料ウラン235
高速増殖炉とは…
高速増殖炉の燃料ウラン238,プルトニューム239
増殖とは…
暴走とは…
炉心が溶けるとは…
正のボイド(泡)反応とは…
「原発のことを知らなければならない」
読了後の今、本当にそう思いました。

映画観た人から先に結末聞かされたくない、というのが読み始めた動機なんですけどねw

2015年9月18日

読書状況 読み終わった [2015年9月18日]

2008年本屋大賞1位

凱旋パレードで起きた首相暗殺。
犯人の濡衣を着せられた青年の逃走劇。

2部『事件の視聴者』、3部『事件から二十年後』でその結末からスタートしているにも関わらず、事件の真相が語られる4部『事件』は「どうなってしまうんだろう?」とハラハラし、読了後すぐに2部3部を読み返してみましたが、2部は笑え、3部は「おー、そうだったっけ」と再度楽しめましたw
恐ろしい状況下にありながら、登場人物の思考や会話がユーモラスで、クスりと笑えました。

2015年9月3日

2009年本屋大賞1位

受け持ちの生徒に幼少の娘を殺された中学教師。自らの告白、級友、犯人の生徒、犯人の姉、もう一人の犯人とそれぞれの話から構成されているストーリー。

なんとも遣る瀬ない…
業(ごう)に囚われることなく最大限の復讐を果たそうとする親の無念には、とても共感できました。

2015年8月22日

読書状況 読み終わった [2015年8月22日]

2011年本屋大賞7位

人気も信頼もある教師が、次々に猟奇殺人を犯すホラー。

心理学を利用して人々を次々に罠にはめていく上巻はゾクッと怖かったぁ。
上巻巻末に付いていたURL 2年4組クラス名簿を入手して下巻を読み進めると、上巻では考えられないような失態続きで「あれれ?」とチョット戸惑ったw
殺人の質の違いを表す方向転換だったのかぁと理解。
でも、フギンとムニンの件はどういう形で落着しているんだろう?

【文藝春秋特設サイトのクラス名簿】
http://bunshun.jp/pick-up/akunokyouten/students/img/students_list.pdf

2015年8月21日

チョー怖ぇ〜。
巻末に記載されているURL 文藝春秋の『悪の教典特設サイト』でクラス名簿を手に入れたので下巻に行ってきまーす!

2015年8月21日

2007年本屋大賞5位

「メディア良化法」が成立して30年。
法の名の下に検閲を行う良化特務部隊と表現の自由を守る図書館隊とがぶつかり合うお話withラブコメ。

突拍子もない設定ですが“品”がなくなってきたこのご時世、なんか有り得そうでw
アニヲタが好きそうな設定ですが、そうでなくても恋の行方が気になりますw

2015年8月2日

ギャルが勉強に奮闘しているギャップや珍回答は笑えましたw
前向きな姿勢は心打たれるものがありました。

でも…塾講師ってそういうお仕事だしねw
と思いつつも、心理分析は参考になりました。

2015年5月31日

読書状況 読み終わった [2015年5月31日]

2005年本屋大賞7位

姿の見えない犯人に警察のとった作戦はテレビを通じた「劇場型捜査」
被害者家族の心境、視聴者の応援と心無いイタズラ、報道バッシングに翻弄されながら、果たして犯人の尻尾を掴むことはできるのか…

スピード感ハンパない!
キャリアの虚栄や保身、そして過熱報道に阻まれながらも捜査を進めていく姿はスリリング満載!
視聴者側に立って読むとイライラや焦れったくもあり、この世界観に入り込めましたw
と、
現実と照らし合わせればド派手な「動」の部分が目立ちますが、その分最後の決して忘れてはいけない「静」の部分が際立っています。

2015年5月31日

「劇場型捜査」
まさに本を読みながらテレビドラマを見ている感じで面白いっす。
上巻でバッドマンへのセットアップ完了!
そのまま下巻のクライマックスに行ってきまーすw

2015年5月30日

2006年本屋大賞9位

民間企業に1年間出向する県の宣伝施策で、出向先がスーパーとなった県職員が、公官庁の考え方と民間の考え方に翻弄されるお話。

”ものの見方”、”ものさし”がテーマなのでストーリー全般のシンプルでストレートさが最後に生き、笑いながらもジーンとさせられた感じです。

ということは…
この本を上から目線で批判している人は、それこそまさにケンチョウさん!?
っていうのは穿ち過ぎ?ww

2015年5月20日

2011年本屋大賞2位

高校1年生の男の子を中心として周囲の人たちの「性」との葛藤を描いたお話。

『女による女のためのR18文学賞受賞』ということで「どうせエグい性描写でも描かれているだけだろう」と些か敬遠していたが、深かった。

読み始めはやはりどギツい性描写があって「心の闇を性描写で表しているのだろうか」程度にしか見えなかったものが、途中から「環境によって歪められるっていうことが言いたいのだろうか」に変わり、最後には誰しもが持つ『やっかいなもの』との付き合い方の問題となる。

巻末の解説が非常にわかりやすく「なるほどぉ」と納得です。
お粗末な解説が多い昨今ですが、さすが重松清氏!

2015年5月4日

2005年本屋大賞10位

小学校時代に出会った仲良し男女3人組。そして初恋。
15年後の突然の再会。それぞれの苦しみをお互いがやさしく包むロマンチック・ファンタジー。

おっさんとなってしまった自分には既に失われてしまった感覚だけど「たまには恋愛小説でも読んでみるか」と手にしてみた。
とてもピュアなので、その昔確かに持ち合わせていた「恋心」のようなものを少し思い出せたようなw
恋愛のお話だと思って読んでいたので、このお父さんには意表を突かれて笑わされ、そして泣かされたw

後半になるにつれ「時間経過の表現がうまいなぁ」と。

2015年4月16日

2009年本屋大賞2位

秀吉の小田原城攻め。
その支城戦である石田三成勢2万に対抗する成田長親勢500の戦いの話。

人望、器、個性、奇策、物量、駆け引き…
ワクワクでしたw

2015年4月5日

史実の背景が文献をもとに進められていく上巻。
忍城の田舎侍感が惜しげもなく出てきてw非常に面白い!

2015年4月4日

2008年本屋大賞8位。第138回直木賞受賞作。

養父と養女の禁忌を、養女の結婚式から始まり養子縁組をしたところまで章毎に時代を遡っていくお話。

話が過去に向かって進んでいくことで『近親相姦=倫理に反する行為=気色悪い』という社会通念を逆手に取った形となり、単純に「この構成凄い」と驚かされた。

2015年3月10日

2008年本屋大賞4位

出会い系サイトで知り合った女性を殺害してしまった男。
犯人と被害者の生い立ち、取り巻く周囲の人々を含めた殺害されるまでの経緯、犯人の逃亡中の出来事が綴られているお話。

新聞やワイドショーの情報から連想する殺人事件のような書きっぷり。妙にリアリティがありました。
登場人物全員が結局のところ自己中心的で、実際の殺人事件も本当はこんな感じなんだろうと…

「悪人」というタイトル。
なるほどねぇ。
ブルーな気分になるけどいい作品。

2015年3月4日

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