親鸞と日本主義 (新潮選書)

著者 :
  • 新潮社 (2017年8月25日発売)
3.67
  • (5)
  • (9)
  • (8)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 195
感想 : 18

「多くの親鸞主義者たちが、阿弥陀如来の「他力」を天皇の「大御心」に読み替えることで国体論を受容して行った」(282頁)…幕末期に階層を超えるところに求心力があるところまで応用する解釈には共感できても、それが大御心であるとずいぶん具体的かつ限定的で、この先行き詰まる解釈だと思いましたが、当時はそれでも馴染んだのかなと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年12月30日
読了日 : 2017年12月28日
本棚登録日 : 2017年12月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする