エンジェル (集英社文庫)

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本棚登録 : 2826
レビュー : 272
著者 :
higashinecoffeeさん 石田衣良   読み終わった 

【読了】
見知らぬ山中に自分が埋められていくのを空中から眺めているシーンから始まる。
霊体となった主人公は自分がなぜ殺されたのかがわからない。
その謎を解き明かす物語。

物語は大きく2つに分けられていて、
簡単に言うと、殺人事件の『前』と『後』。
『前』の部分は、誕生から殺害される2年前までの人生の要所を霊体となって再体験する、変えられない過去の話。
『後』の部分は、霊体となった身体と能力で、空白の2年間の謎を解き明かそうとしている現在の話。

思ってたよりもファンタジックな軽さは控えめで、
なかなか重さのある作品で読み応えがありました。
幽霊の存在のあり方が、今までの幽霊の常識を覆す斬新なものでした。
石田衣良っぽくて面白かったな。
例えば、
『怨念を持った幽霊が目の前に現れる』
って現象があるじゃないですか?
アレは実は、
『幽霊だけど一目惚れしちゃった女性に彼氏がいそうな事実を知って、八つ当たりで人を脅かすことにした。』
みたいな感じ。
ある意味、怨念ではありますが(笑)幽霊も生きてる人間も中身は変わらないように描かれてます。
僕、幽霊とか恐いの嫌いなんすけど、
この作品を読んだ今、
ちょっと親近感すら覚えてます。笑。
なんせ僕は好きな感じの物語でした♪
#石田衣良 #エンジェル #ANGEL

レビュー投稿日
2016年2月10日
読了日
2016年2月10日
本棚登録日
2016年2月10日
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