「病気の赤ちゃんに心を奪われる記者」「ホテルでお客が殺害される事件」「そのホテルの経営者の毒殺事件」の三つを絡めていきます。伏線が巧く散りばめられていますし、ミスリードも巧妙です。
そして、構図が反転していくラストはお見事の一言。森村誠一氏の「高層の死角」と江戸川乱歩賞を争い惜しくも敗れたということですが、同時受賞でも納得出来る作品だと思います。
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な行の作家
- 感想投稿日 : 2013年11月15日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年11月15日
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