言わずと知れたパズラーの最高傑作です。
やはり「マンドリンの選択」が一番印象的でした。二階の寝室で撲殺事件が発生するのですが、周りには凶器になる物が沢山あるのに、わざわざ一階にあるマンドリンを選んだという謎が不合理で不気味です。真相はあまりにも合理的で鋭い論理だったのでビックリしました。
文体がずっしりとした感じでなかなか読むペースが上がりませんでしたが、推理の醍醐味を満喫できました。意外な展開も用意されているので、一読の価値は十分にあると思います。
読書状況:読み終わった
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エラリー・クイーン
- 感想投稿日 : 2013年8月3日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年8月3日
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