作者が本書にて「面白ければミステリーに禁じ手など存在しない」と豪語していましたが、「密室トリック」や「犯人設定」は前例があるネタだったのでやや残念。ただ、推理する材料がキチンと揃い、極めてフェアな作りになっているのは好印象てす。
また、「蛭女」「プロローグ」「エピローグ」「あとがき」全てを組み合わせることで全体像が浮かび上がる大技がお見事で、ミステリー史上に残るグッドアイデアで、トータルで見れば良作と思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
あ行の作家
- 感想投稿日 : 2013年11月7日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年11月7日
みんなの感想をみる