誰のための綾織 (ミステリー・リーグ)

  • 原書房 (2005年4月1日発売)
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感想 : 16
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作者が本書にて「面白ければミステリーに禁じ手など存在しない」と豪語していましたが、「密室トリック」や「犯人設定」は前例があるネタだったのでやや残念。ただ、推理する材料がキチンと揃い、極めてフェアな作りになっているのは好印象てす。
また、「蛭女」「プロローグ」「エピローグ」「あとがき」全てを組み合わせることで全体像が浮かび上がる大技がお見事で、ミステリー史上に残るグッドアイデアで、トータルで見れば良作と思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: あ行の作家
感想投稿日 : 2013年11月7日
読了日 : -
本棚登録日 : 2013年11月7日

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