太平洋の大海原。コナン、蘭、小五郎たち一行は、蘭の親友・園子に誘われ、豪華客船アフロディーテ号の処女航海に参加していた。船内は政財界をはじめ錚々たる顔ぶれが集い、華やかさに満ちていた。そんな中、園子が何者かに襲われ監禁される事件が発生する。コナンの活躍で園子は無事に発見されるが、今度はついに殺人事件が発生してしまう。目暮警部率いる捜査陣のヘリがアフロディーテ号に到着し本格的な捜査が始まる。やがて、15年前のある事件との関連が浮かび上がってくるが、船内ではさらなる巨大な陰謀が乗客たちを待ち受けていた…。
「劇場版名探偵コナン」第9作目。犯人が初めから分かっている形式をとっているので豪華客船という魅力的な舞台設定があまり活かされていない印象を受けますし、かと言って「刑事コロンボ」のように理詰めで犯人を追い込むということもないので、ミステリーとしては中途半端な印象を受けます。
また、終盤に用意された大どんでん返しも犯人の行動の意図が理解不能なものになってしまうので無理矢理感が強く不満が残ります。
ただ、珍しく毛利のおっちゃんが活躍するクライマックスは必見です。
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- 感想投稿日 : 2016年8月6日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年8月6日
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