君は山口高志を見たか 伝説の剛速球投手

著者 :
  • 講談社 (2014年10月23日発売)
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感想 : 10

1975年から3年連続で圧倒的な強さを見せ日本一に輝いた阪急ブレーブスにあって,燦然と輝いていた投手山口高志の評伝。身長169cmの身体を酷使して史上最速とも言われる剛速球を投げ続けた代償に腰を痛め,プロ生活は短くも強烈な印象を残した。その後もコーチ・スカウトとして後進を育て続けている。引退を決意するに至る第八章は涙無くしては読めない。個人的にも,身体を折り曲げて剛速球を投げ続ける山口高志の姿は目に灼きついていて,パ・リーグに魅せられ,その数年後,木田勇,江夏,柏原,島田誠らが活躍する日本ハムのファンになり今に至る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2019年5月2日
読了日 : 2014年12月14日
本棚登録日 : 2018年10月8日

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