商店街の路地の奥にある古めかしい駄菓子屋「銭天堂」
売っているのは「おしゃれサブレ」「メイク・アップル」「もてもてもち」……見たこともないふしぎなお菓子ばかり
「いらっしゃい。ここは銭天堂。幸運を求める幸運な人だけが、見つけられる店でござんす。幸運なお客さんのおのぞみは、この紅子さんが、きっとかなえてさしあげましょ」
古銭柄の着物を着た、雪のように白い髪の大きな女の人──店主の紅子さんが墨丸を連れ大きなトランクをかかえて旅に出ると……
「酔わんようかん」乗り物に弱くすぐに酔ってしまう二十一歳の女の人
「肩こり地蔵まんじゅう」祖父のぐあいが悪く温泉旅館がはやらなくなった十二歳の女の子
「底なしイ~カ」わがままですぐに不機嫌になる九歳の男の子
など、旅先の紅子さんと出会い、幸運をもたらすふしぎな駄菓子を手に入れた6人のおはなし
ただし、注意書きをしっかり読まないと、かならず幸運がやってくるとはかぎらなくて……
2013年にスタートした廣嶋玲子の人気ファンタジー「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズ既刊11冊(2019年4月現在)の9作目、2018年5月刊
2019年10月発売予定の12巻は予約だけで“ベストセラー1位”の大人気
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ひげうさぎ文庫
- 感想投稿日 : 2019年9月7日
- 読了日 : 2019年9月3日
- 本棚登録日 : 2019年9月7日
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