青い鳥文庫『いちご』『青い天使』『パセリ伝説』などで高学年から中学生の女の子に絶大な人気を誇る倉橋燿子の新シリーズ第2弾
新しい自分に変わりたいと挑戦した私立中学受験に失敗し、入学した公立中学では小学校時代と同じ人間関係をひきずって気が重い花美(はなび)
父母の仲がわるくなり、家を飛び出してころがりこんだ叔母のところで出会った人たちと「夜カフェ」をはじめる
エスカレートする学校でのいじめ、「夜カフェ」に来なくなった女の子、アメリカに行ってしまったあこがれの大和くん……
気がかりはあるけれどすこしずつ前向きになってきた花美は、仲良しになった同級生の星空(ティナ)、夜カフェに野菜を持ってくるイケメンの陵馬先輩とバンドを組み「夜カフェス」を企画する
学校時代にあまりいい思い出がなかったという著者が「あとがき」で若い読者にエールをおくる
《そういう体験をしたからこそ、こうして物語を書いています。どんなことがあったって、いつか必ず大丈夫な日がくるよって、作品を読んでくれるみんなに伝えたくて……。》
《この物語に出てくる登場人物が、友だちみたいに思えて、いっしょに悩んだり、ぐちったり、ケンカしたり……。そうなってくれたら、すごくうれしいです。》
「夜カフェ」──こんな場所があったらいいな
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ひげうさぎ文庫
- 感想投稿日 : 2019年1月20日
- 読了日 : 2019年1月18日
- 本棚登録日 : 2019年1月20日
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