王様のキャリー

  • 講談社 (2024年8月22日発売)
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中学2年生の勝生(かつき)が病院で出会った車いすの少年は、lionと名乗る人気のeスポーツ動画配信者(ストリーマー)だった

ヒールのような態度から視聴者に「王様」と呼ばれるlion=リオのプレーにあこがれていた勝生にリオが言う

「……連れてってやろうか」

リオのキャリーでゲームのランクをあげていく勝生だったが……

《一気読み必至の、今どきeスポーツストーリー!》──帯の紹介文

著者は第4回(2015年)「角川つばさ文庫小説賞一般部門」の金賞受賞作を改題・改稿した『らくがき☆ポリス』(つばさ文庫)で2016年にデビューした1990年うまれの若手作家

本作で第64回(2023年)「講談社児童文学新人賞」を受賞、2024年8月刊

《ゲーム好きでもそうでなくても、夢中で読めること間違いなし!
 笑って泣けて、大切なことを教えてくれる、最高のエンタメ作品です!》
──如月かずさ(選考委員)

ちなみに「キャリー」とは、上手なプレーヤーが下位のプレーヤーと組み、勝利に導いてあげること

キャリーされるだけだった勝生がキャリーする側に変わっていくところが読みどころの成長小説

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ひげうさぎ文庫
感想投稿日 : 2024年12月7日
読了日 : 2024年10月5日
本棚登録日 : 2024年12月7日

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