Through the Language Glass: Why The World Looks Different In Other Languages

  • Arrow Books Ltd (2011年2月3日発売)
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感想 : 1

日本語版を読みました。気になっていた話題ですが、なかなか書籍で見かけませんでした。油断すると差別的な思想に繋がるからだと思われます。
本書は、安易な結論に至らないように注意しつつ、言語によって色を表す言葉が異なることを利用して、言葉の違いが物事の捉え方に影響を与えてないか、慎重に議論している。
結論は本書に任せたいが、わたしとしては、緑色なのに青信号と呼ばれる所以や、向きを言うのに絶対方位を基準とする言葉があることなど、いろんな発見があってためになった。
また、グローバル化が進んで言葉が淘汰されまた単純になっていくことと、生物の多様性も失われつつあることが重ね合わされて感じられ、一方でヒトの多様性を許容するために言葉と文化がニュートラルになっていることを鑑みて不思議な感覚を覚えた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年3月20日
読了日 : 2022年3月20日
本棚登録日 : 2022年3月20日

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