
共感がありすぎることにヤバさを感じてしまった。
まあでも、これが芥川賞をとるということは、多かれ少なかれみんな生きづらさを感じながらムラに合わせて生きてるんだろうなあ。村八分なんて言葉があるこの国では特に。
とは言え、騒ぎを止めるためにスコップで殴り、赤ちゃんを鎮めるのにナイフを使えば簡単なのに、と思うとこまで行くとさすがにサイコパスなんだよなあ… でも、これは「治る」と考えるべきことなのか、そういう風に思う以上、個性なんじゃないのか、それを一般的な型にハメることは白羽さんの言う通り縄文時代の考え方なんじゃないか、など、無駄に考えさせられた。
自分も、そのへんの線引きはお互い干渉しなきゃどうでもええやんけ、ほっとけや。と思うほうなので、正直そこを考えることは無駄な時間なのである。
ただ、残念なことに、自分は何人間なのか、今の所分かってないので、ムラに紛れて目立たず暮らすしかないのだが。
- レビュー投稿日
- 2019年12月7日
- 読了日
- 2019年12月7日
- 本棚登録日
- 2019年12月7日
『コンビニ人間 (文春文庫)』のレビューへのコメント
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