今日から役立つ 実践!NLP: 仕事や暮らしの悩み事から解放されて、思い通りの自分になれる!
- 学研プラス (2016年10月18日発売)
最近、注目されているNLPだが、基本はwhy(なぜ)ではなく、what(何をするか)を重んじた「行動療法」に近いと感じた。著者が女性のためか類書に比べて、女性目線(主人公が女性で章の初めのストーリーが挿入など)、女性が共感しやすい工夫かなと思った。
6章構成は、とてもわかりやすく、入門書としてはよいと思う。
1章 「NLPの「きほん」の考え方」
認知が重要であることや、行動には常に肯定的な意味あること、5感の重要性、地図は領土ではないこと、学びには4段階など、NLPの基本を図解で説明している。
2章 「よい関係を作るテクニック」
ラポールから始まり、観察する「キャリブレーション」、優位システム、アイ・アクセスイング・キュー、相手に合わせる、ページング・ミラーリング、繰り返すバックトラック、相手を導くリーディングの説明がある。
3章 「上手なコミュニケーションの取り方」
ミルトンモデルは言葉を曖昧にすること、逆にメタモデルは言葉を具体化することである。省略・歪曲・一般化の3つがあり、メタファー(比喩)的な表現もある。
4章 「自分自身とよい関係を作るテクニック」
視点を変えるリフレーミング、チャンクアップとダウン、ポジション・チェンジ、ストラテージ、TOTEモデル、フューチャーペースで考えることがある。
5章 「なりたい自分に変わるためのテクニック」
きっかけ作りとしてのアンカリング、意識を変えるサブモダリティ、タイムライン(インラインとする―ライン)、肯定的意図、モデリング、ニューロ・ロジカルレベル、ディズニーストラテージを使う方法の説明がある。
6章 「日常生活に生かすNLP」
「職場で役立つNLP」と「プライベートで役立つNLP」をそれぞれ4〜5項目挙げて説明している。
全体像を理解するには良い本だと思った。
- 感想投稿日 : 2017年4月10日
- 読了日 : 2017年4月10日
- 本棚登録日 : 2017年4月10日
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