分子生物学でダーウィン進化論を解剖する (KS一般書)

著者 :
  • 講談社 (2010年11月27日発売)
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感想 : 2
3

20世紀後半から劇的に発展した分子生物学からみると、ダーウィンの進化論がどのように見えるのかが気になり読んだ。

米国の方では、有名なミッシング・リンクが見つかっていないなどの問題があり、進化論と創造論が激しくぶつかり合っているようだが、書名から分子生物学の立場から、進化論を擁護する本かと思った。

結果論だが、ダーウィンの航海や著作の歴史を丹念に紹介し、ダーウィンのの進化論を題材に、分子生物学の立場から、証明できることを証明しているだけで、創造論者が進化論を攻撃するようなポイントについては触れていなかった。

改めてみれば、書名も進化論を分子生物学の立場で解剖するという意味であるので、私の題名の読み間違えだなと思った。ますます発展する分子生物学の常識では、いろいろなことが日々わかっていくのだということを改めて感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医学
感想投稿日 : 2012年8月24日
読了日 : 2012年8月24日
本棚登録日 : 2012年8月24日

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