自民党政治の終わり (ちくま新書 741)

著者 :
  • 筑摩書房 (2008年9月1日発売)
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本棚登録 : 152
感想 : 17
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自民党崩壊、民主党政権誕生の中で、自民党時代のシステムが歴史的に崩壊したと解説する本は多いが、少ない分量の中でうまくまとめている印象を受けた。

小沢政治、小泉政治のまとめのあと、自民党システムを他国と比べて(文中の言葉で言えばヨコの比較としてみて)、次に歴史的に自民党の意思決定、リーダーを選ぶ作業を描き(文中の言葉で言えば、タテの比較として)出している。何はともあれ、この時代にあった政治システムを作ることが急務になっていると感じた。

しかしながら、その後自民党は新しいシステムなのか、二度目の政権交代を実現させた。今後のシステムをどのようにして考えるか、いろいろと考えさせられる本である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 政治
感想投稿日 : 2011年9月17日
読了日 : 2011年9月17日
本棚登録日 : 2011年9月17日

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