
ただの恋愛ものかともったら、結構病んでる小説だった。
家事手伝いのさとると、彼氏の鉄男。
もう立派な大人なのに門限を物凄く気にしたり、母親に逆らえない様子なのに、簡単に体を許してくれたりするさとるに、不思議に思いながらも惹かれていく鉄男。
しかし、家族には秘密があった。
支配的な母親と、一階の座敷牢のような場所に監禁された父親。その二人から逃げる為、さとるは実家に火を放つ。
所々入るカウンセラーとの会話が誰のものなのか気になっていましたが、あれは父親とさとるの会話だったんですね。
なかなかヘビーな内容なので、精神的に余裕のある時に読む事をお勧めします。
- レビュー投稿日
- 2016年4月14日
- 読了日
- 2016年4月14日
- 本棚登録日
- 2016年4月14日