藤崎翔ならではの、ノリが軽めの芸能サスペンス。いろんなものをもじりながら、落ちぶれた元特撮俳優のドタバタが描かれる。もじりの中では「げちょぱ」で不覚にも噴き出した。話は序盤から結構気分悪く、感情的に誰の味方をすべきか迷い続け、そして誰の味方も出来ずに辿り着く、終盤の激動の展開と着地点はとても面白い。藤崎翔作品には意外となかった程のゲスい話だったが、締めの前には作者の主張もしっかりされており、少し重くはなっていた。
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- 感想投稿日 : 2024年5月16日
- 読了日 : 2024年5月16日
- 本棚登録日 : 2024年5月12日
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