華竜の宮(上) (ハヤカワ文庫JA)

4.03
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本棚登録 : 572
レビュー : 54
著者 :
Yokoさん SF   読み終わった 

前情報なしで読み始めたので、最初は科学小説的なものかしらと思ったら突然の天変地異と殺戮知性体というメタルギアな世界。

虐殺器官ばりの殺伐とした展開かと思いきや、いろんな意味で人間性と人類のあり方について考えさせられると同時に、青澄や桂大使、マキといった登場人物(?)が魅力的でシンプルに楽しめる作品でした。

どういうラストにたどり着くんだろうと思いながら一気よ魅しましたがまあまあかなあという印象です。ツキソメの秘密あたりをもっと掘り下げてもよかったのかなーと個人的には思いましたがこれはこれで楽しめたのでよしとします。

ちなみにストーリー初めの頃に、地震についていろいろふれられているのですが、被害について、全く津波について触れられていないのがいまの時代には却って不自然な気がするのが、自分としてはちょっと感慨深かったです(あとがきにこの作品が東日本大震災前に書かれたことと、作者ご本人が阪神大震災で家族を喪ったことが添えられています)。

レビュー投稿日
2014年1月13日
読了日
2014年1月13日
本棚登録日
2014年1月13日
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『華竜の宮(上) (ハヤカワ文庫JA)』のレビューへのコメント

猫丸(nyancomaru)さん (2014年4月25日)

「メタルギアな世界。」
そうなんだ、、、上田早夕里はスケールの大きな話を書かれるので、割と気に入っているのですが此れは未読。。。早く読まなきゃ!

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