勇者ヴォグ・ランバ (1) (アフタヌーンKC)

  • 講談社 (2013年1月1日発売)
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感想 : 9
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伊藤計劃の作品「ハーモニー」「虐殺器官」の設定から換骨奪胎した作品。核戦争はまだ発生してないが、核戦争はなくともいずれ訪れるかも知れない起こりうるかも知れない不確定な不安より確定されたペインフリーによる緩やかな生存戦略は財布は使いこなせず、貯金箱に走る脳という喩え思い出す。人は痛がり屋ですからねぇ。
ハーモニーには無かった発現や這脳の特色ある設定が今後どう切り崩すのかが楽しみである。キーハのヴィジュアルが決まった中で「理性ノナイ物ニ敬意ヲハラウ用意ハナイ」の台詞を吐くコマが好き。
でも、この濃度を2巻で収めきれるのか不安は残るが期待も募る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 庄司創
感想投稿日 : 2015年6月13日
読了日 : 2015年6月13日
本棚登録日 : 2015年6月13日

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