封神演義 23 (ジャンプコミックス)

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本棚登録 : 1533
レビュー : 103
著者 :
Holonさん 藤崎竜   読み終わった 

七つのスーパー宝貝、仲間達、封神されていった者達の敵味方の垣根を越えた想いを糧にフッキ改めて太公望は、歴史の道標を討つが…非常に中だるみを生む掲載誌できちんと広げた大風呂敷を破綻させずに畳み、間延びさせずに終わったこの作品は私の中で少年漫画で初めて心に残る体験をしたとも言える原点とも呼べる作品かも知れない。ハガレンも良かったが、この漫画も何年経ても失われる事のない面白さを持っている。出て来る敵味方を掻き分けて個性豊たかで魅力的でそれぞれに信念を持って動くキャラに共感したり、感動したりと感情を揺さぶられた。何よりも主人公の信念、理想と掲載誌にそぐわないずる賢く、それでいて卑怯でありながらも飄々とした人柄は少年漫画らしからぬ主人公像であったが、そこが良かったです。ヒロイン兼宿敵の妲己も大好きなキャラの一人だ。最後まで読むことの出来ない奴であり、悪女から地球という大きな流れとなり、超越した存在になった時は驚嘆したし、最後の最後の再登場は持っていかれましたよ。あんた、すげやぁと感嘆するばかりです。キャラ造形と言うか服装も好きな要因で読んで見ていて楽しめました。やはり面白い漫画に言える事は、ギャグとシリアスな緩急の付け方が巧みで笑わさせられたと思えば、目の離せない展開で、先の続きにハラハラドキドキしたりと構成が良かったです。最後の「ただしこの話の続きが史実と同一とは限らない」「導はなくなったのだから」の締めはこの封神演義という歴史物から大きく飛躍してSFも取り込み、壮大なスケールになったフジリュー版・封神演義を締めるには相応しい良い余韻を残した終わりでした。振り返る太公望も憎い演出だ。

レビュー投稿日
2012年11月23日
読了日
2012年11月23日
本棚登録日
2012年11月23日
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