一握の砂

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本棚登録 : 74
レビュー : 10
著者 :
Holonさん 青空文庫   読み終わった 

学校で習うのは些細な入り口に過ぎなかったという訳か。あの日習った短歌の情感を僕達はまだ知らないものばかりだったのですね。ありしき日にみた心情をそっと詠み、綴った短歌は故郷を想い、歩みだった友を想い、死に生に、切迫する生活に困窮した現状などを詠っているが、人は個人間の程度のあるとしても何かしらの欠如、欠乏、欠落を抱えた生物であり、欠けてるからこそ求める。そして、満たそうとすると同時に形を明晰にしようとする。啄木の短歌を媒介にセンチメンタルにして鮮明に曝け出し、世界の一部が色濃くまた私達の前に露わとなる。

レビュー投稿日
2014年11月11日
読了日
2014年11月10日
本棚登録日
2014年11月10日
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