大島弓子、萩尾望都、岡崎京子らを通して「少女」というものの存在を検証する。
キーワードを挙げての「少女」の分析が的確でわかりやすい。時代に関係なく「少女」という役割が存在し、生き残る術をさがしていたことが、よくわかる。
何で、今、「ハッピィエンド」が成立しないのかも。
そんなに長くはないけど「かわいい」という言葉の使われ方の変化の考察も、興味深かった。それだけで、一冊本になりそう。
ただ、タイトルにもある戦後民主主義については、もっと掘り下げないと書きたいことが伝わらないと思う。
ただ。少女を通じて「純粋性を持ったまま社会に参加する」」方法のスタートとしての機能は十分、果たせている。
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- 感想投稿日 : 2012年2月25日
- 読了日 : 2012年2月25日
- 本棚登録日 : 2012年2月25日
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