すごい良かった……
感情の渦が主人公の中で纏めあげられていく表現の言葉の奔流がすごい。
憎しみ、嫉妬とかの負の感情、欲望を全て纏めて飲み込んだ成長?というか進化?の果てに自分の望みを叶えて、己の幸せを手にした主人公。全てを自分の力で掴んだわけじゃなくてなんか色々重なったけど、最後の最後は我を押し通した肝の強さにスカッとした。
全てを運命に委ねる悟りの境地から、欲望を携えて帰ってくる姿に、人間臭さを感じた。
とにかくトリエリエとヒスタルサが最後まで生きてて良かった!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
乾石智子
- 感想投稿日 : 2020年1月4日
- 読了日 : 2020年1月4日
- 本棚登録日 : 2019年1月26日
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