【廉価版】シガテラ-告白- (1) (講談社プラチナC)

  • 講談社 (2011年7月1日発売)
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5

僕は、古谷実作品の中でも『シガテラ』は最高傑作だと思っているのです。古谷作品の要「非日常」(=毒「シガテラ」)を要所要所に盛り込みつつも、やはり本当の見せ場は思春期のオギぼーの心の葛藤に対する描写、つまらない奴になったと振り返りつつも見られる確実な成長です。

何だか巣立つ雛を見守るような心境で読み進めることができるような作品。そんな読みかたをした場合、ラストのオギぼーの台詞「やるじゃないか荻野優介、思いのほか立派になったじゃないか」に泣かされます。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2011年11月29日
本棚登録日 : 2011年11月29日

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