人生論ノート (1954年) (新潮文庫)

5.00
  • (4)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 18
レビュー : 4
著者 :
ピヨピヨさん 日本文学・エッセイ   未設定

僕の愛読書、というか人生の指南書のひとつです。

「嫉妬心をなくするためには、自信を持てと言われる。だが自信は如何にして生ずるのであるか。自分で物を作ることによって。嫉妬からは何物も作られない。人間は物を作ることによって自己を作り、かくて個性になる。個性的な人間ほど嫉妬的でない。個性を離れて幸福が存在しないことはこの事実からも理解されるであろう。」

「機嫌がよいこと、丁寧なこと、親切なこと、寛大なこと、等々、幸福はつねに外に現れる。歌わぬ詩人というものは真の詩人でない如く、単に内面的であるというような幸福は真の幸福ではないであろう。幸福は表現的なものである。鳥の歌うが如くおのずから外に現れて他の人を幸福にするものが真の幸福である。」

もう60年以上前に書かれた文章だけれども、今でも真実を射抜く輝きを放っていますよね。「嫉妬について」、「幸福について」に限らず『人生論ノート』にはこういった名文句が溢れています。

レビュー投稿日
2009年8月21日
本棚登録日
2009年8月21日
2
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『人生論ノート (1954年) (新潮文庫...』のレビューをもっとみる

『人生論ノート (1954年) (新潮文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする