『火星に住むつもりかい?』を読んでの2冊目の伊坂幸太郎氏。これもディストピア的な小説。しかもグラントホテル形式で展開、この人の十八番の展開なのかな。どんどん追い詰められていく様は緊迫感あってどんどん読み進めた。絶体絶命の中、周りの人達から支えられ何とか逃げ延びていく様を通じてスピード感の中にも人情味もありエンターテイメントとして充分に楽しめた。
首相暗殺は結局誰の仕業で、青柳氏は何故犯人にされたのか?敢えてこれをハッキリさせないことによる"余白"がこの作品の味なのかな。自分には青柳氏のように支えてくれる人などいないかな…
最後の両親への手紙と七美ちゃんの「たいへんよくできました」が何故かドラクエのエンディング感あって良かった。おませな七美ちゃんのキャラもキュートでした!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年12月16日
- 読了日 : 2018年12月16日
- 本棚登録日 : 2018年12月16日
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