妻子持ちの男性として読ませてもらった感想を書きます。
薬局薬剤師という職業柄、普段から女性に囲まれて仕事をしています。上司も女性ですし、同僚も女性ばかり。基本、自分だけが男性って状況が多いような職場です。
そんな環境で15年以上働いていて実感としてあるのは、「めっちゃ女子って優秀やん」って事です。
この感想自体がステレオタイプ的だとは思うんですが、本当にそう感じる事が多くって「男性の方が仕事に関しては優秀」なんてイメージは、とうの昔になくなりました。女性ばかりの中で働くと男性としては勉強になることも多く、自分が履いてたジェンダーバイアスの下駄も、少しは低くなった気がします。
職場には子持ちの主婦の方も少なくないです。その方たちの話を聞いてて思うのは、「今って実はここ数年のうちで、1番女性が割りを食ってんじゃね?」ってことです。
国としては労働人口減少の問題もあるせいで、女性の社会進出を図るように促してますよね。
そのくせ、女性の家事負担を減らすような政策はしてません。
仕事もして、家事もやって、じゃねーと国が回んなくなりそうだから、by.日本政府って。
「ナニコレ、おかしくね?」って思いませんか。
ボクとしては、企業での女性の地位向上を!なんてワードで誤魔化して、女性になんでもかんでも押し付けてるようにしか思えないんですよね。
これ、めちゃめちゃカッコ悪いっす。
もちろん男として、じゃなく同じ人間としてですよ。
ちなみにボクは、別にフェミニストってわけじゃありません。世によく居るような共感性に乏しい一般的ないち男子に過ぎません。そんなボクですらそう思うわけですから、いかに現状がおかしいか、多くの男性方にも気づいてもらいたいと思うんです。
3人の息子の子育てに奮闘し、時には涙しながらも、決して弱音を吐かず仕事まで頑張っちゃう。そんな最高の奥さんを持つ一人の父親として、今回は書かせてもらいました。
なんだかこの本の感想というよりは、単なる自身の主張になっちゃいましたけど、笑って許してくれる人しかこんなの読まないと僕は信じてます。
本書の内容のようなデリケートかつ、どこで話し合えばいいかわからない話題は、読書から学ぶのがオススメです。
誰にも気を遣わずに自分の思うままに考えを巡らせることができるので、それはそれは貴重な時間になると思います。
- 感想投稿日 : 2020年11月13日
- 読了日 : 2020年11月13日
- 本棚登録日 : 2020年11月13日
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