維新前夜の鼓動を描いた全四巻の四巻目。
おもしろき こともなき世を おもしろく
山口が誇る偉人。狂人。高杉晋作が死ぬ間際に残したこの言葉は自分の座右の銘です。この言葉は、何時如何なるときでも楽しむか、楽しまないかは自分次第、という世間一般に言われている意味だけではないと思う。
ここで書くのは割愛させて頂くけれど、各々が自分なりの解釈で心に秘めておけば良いのではないかなと感じた。
ところで、このシリーズを読み終わった後に、吉田松陰か高杉晋作だったら自分はどちらだろうということを考えた。極論だけど、自分は間違いなく高杉晋作。
自分は吉田松陰程の徳も才もない。だから教育者になれるはずがないし、自分の様な糞みたいな人間が教鞭を取るべきではない。
しかし、行動から影響を与えることはできる。
高杉晋作がそうであった様に、狂人は狂人なりの行動を取れば、周囲の人間に影響を与えることができる。
そして、その流れ・ブームはどんどん大きくなる可能性がある。
今の日本を洗濯するのは、自分たちの世代がやるしかない。
その一因になれるよう、狂人になって高杉晋作に近づいていきたい。
動けば雷電の如く発すれば風雨の如し、衆目駭然、敢て正視する者なし。これ我が東行高杉君に非ずや。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年5月2日
- 読了日 : 2010年5月2日
- 本棚登録日 : 2010年5月2日
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