これまた,奇妙なタイトルのせいで,なんとなく敬遠してた作品。しかし,これがまたやっぱり面白い。「ホルモー」なんて,完全に架空のものなのに,どうしてこんなに面白いことを思い付くのだろう。その空想力に脱帽である。
ともすれば,虚構の世界にどっぷり浸かってしまいそうなのに,実在の人物の名前が頻繁に登場したりするので,妙にリアリティがある。いかにも,学生同士の日常のおしゃべりなのだ。そして恋愛あり,確執ありと,大学のサークルで本当にありそうな情景が描写されている。
予定調和的な結末にも見えるけど,そこはエンターテインメントの王道,というところなのだろう。とにかく面白い。そして,遙か昔の学生時代をちょっと思い出して,懐かしさを感じる作品である。
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- 感想投稿日 : 2015年1月16日
- 読了日 : 2015年1月15日
- 本棚登録日 : 2015年1月13日
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