ネガレアリテの悪魔 贋者たちの輪舞曲 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2019年4月24日発売)
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本棚登録 : 139
感想 : 11
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人外であるサミュエルの正体を知ったとき驚いた。19世紀末とは思えない設定。彼の体は摩訶不思議。あらためて表紙をみる。カバーイラストのTHORES柴本先生は、サミュエルの中身も考慮して彼を描いたと思う。ドンピシャです(´- `*)
一番好きな場面はp282〈噎せ返るような花の香りの中で、殺し合いは続く〉というところ。サミュエルの敵のブラウンもまた人外で、手元から色とりどりの花を出す。花の塊がサミュエルに殺到。サミュエルは日本刀で攻撃。二人とも人間なら死んでるような容赦ない戦い。圧巻です!
ヒロインのエディスはサミュエルに守られているだけでなく、共に戦える良きパートナー。むしろサミュエルのほうがエディスに守られているのかも。
書き下ろしスペシャルストーリーのお話も最高でした♪サミュエルが純朴で可愛いですし、アップルパイが食べたくなりました( *´艸)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年6月3日
読了日 : 2019年6月3日
本棚登録日 : 2019年4月13日

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