最低で最高の本屋 (仕事と生活ライブラリー)

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本棚登録 : 408
レビュー : 71
著者 :
hirocsさん -   読み終わった 

”COW BOOKS 松浦さんの書店を開くまでのことが知りたくて。
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T:
P:将来の開店のために
O:
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<一言>
「最低で最高」の意味が最高

<読書メモ>
・「m&company traveling booksellers」
 自分のなかでは「traveling」という言葉が大きかったんです。僕の旅する本屋。(p.61)
・どんな仕事でもすべてがクリエイティヴだし、クリエイティヴなことをするなら、規則正しい生活をすることこそが必要だと思いました。(中略)まず朝ちゃんと起きて、今日やるべきことを整理して、何時までに仕事を終わらせて……といったように自分で自分を管理することからはじめました。(p.73)
・絵本や子供用の本を集めて、児童福祉施設に寄附することをはじめました。(中略)まず言われたのが「量は少なくてもいいから、なるべく続けてください」ということでした。
 (中略)
 それが大人の勝手な都合で中途半端に終わってしまうと、子供達は「やっぱり大人は信じられない」と思ってしまう。(p.90-91)
・以前、椎名誠さんがコラムで「連載は毎回面白がったらダメなんだ」と書いていたことがあって、その文章を読んだときにちょっと気が楽になりましたね。(p.98)
・壺井栄は代表作が『二十四の瞳』ですが、随筆も書いていて、生活のなかで感じた色々なこと、まさに身辺雑記を書いています。それが僕はすごく好きです。(中略)どんなことに対しても同じ眼差しを保って書き続けられるというのは素晴らしいと思います。(p.99-100)
・キャスティングの妙(p.117)
 僕はある人が素晴らしいと思ったら、本当にしつこく思い続けるんですよ。
★高村光太郎の作品のなかに「最低で最高の道」という詩があります。彼の詩の中でも、僕はそれがいちばん好きです。
 (中略)読んでみたら、僕が求めていた「本当のこと」が書かれていました。今まで知りたかったことに出会えて、すごく感動しました。そして、なかでも僕に力を与えてくれたのが「最低で最高の道」という詩でした。「最低で最高」って、いい言葉ですよね。単に価値観を表しているわけではない。これを読んだときに「ああ、別に最高じゃなくてもいいんだ」と思えて、すごく楽な気持ちになりました。そして、物事にはひとつの側面だけではなくて、見えないところにもうひとつの意味があるということを知りました。光があれば必ず陰があるように、どんなことにも「最高」の面だけじゃなくて「最低」の部分があって、両方がバランス良くあることが一番正しいことだって何となくわかった。人間が誰しも持っている偽りの自分、弱い自分は人に見せちゃいけないし、自分でも認めちゃいけない。なんとかごまかして表に出してはいけないという考え方が間違っていると気づきました。(p.123-125)
★COW BOOKS (p.156-157)
 ジェネラルリサーチの小林(節正)さんと、次の世代につなげられる本屋をやろうという話を4年前からしていました。まずは本屋のあるべき姿というものをつくりたいというところからはじまったのです。(中略)とにかく街に対してちゃんと機能する本屋をつくりたい。そこに行けば知りたいことがわかって、元気が出るような、励みになるような本が並んでいるような店。(中略)うたい文句は、「珍しい本はないけど、うれしい本はある」。珍しい本を求めて来られても困るという感じです。うれしい本を見つけて、たくさん揃えていきたいと思っています。”

レビュー投稿日
2019年8月15日
読了日
2010年5月2日
本棚登録日
2019年8月15日
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